AG2 は、AI エージェントを構築し、タスクを解決するために複数のエージェント内の協調を容易にする、オープンソースのプログラミング・フレームワークです。AG2 はエージェント型 AI の開発と研究を合理化することを目的としています。
AG2 : オープンソース AgentOS for AI エージェント : 概要
作成 : クラスキャット・セールスインフォメーション
作成日時 : 08/27/2025
バージョン : v0.9.9
* 本記事は github: ag2ai/ag2 の以下のページを独自に翻訳した上でまとめ直し、補足説明を加えています :
* サンプルコードの動作確認はしておりますが、必要な場合には適宜、追加改変しています。
* ご自由にリンクを張って頂いてかまいませんが、sales-info@classcat.com までご一報いただけると嬉しいです。
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AG2 : オープンソース AgentOS for AI エージェント : 概要
AG2 (旧称 AutoGen) は、AI エージェントを構築し、タスクを解決するために複数のエージェント内の協調を容易にする、オープンソースのプログラミング・フレームワークです。AG2 はエージェント型 AI の開発と研究を合理化 (streamline) することを目的としています。AG2 は、互いにやり取り可能なエージェント、様々な大規模言語モデル (LLM) の使用やツール使用サポートの促進、自律的で人間介在型のワークフロー、そしてマルチエージェント会話パターンのような機能を提供します。
The project is currently maintained by a dynamic group of volunteers from several organizations. Contact project administrators Chi Wang and Qingyun Wu via support@ag2.ai if you are interested in becoming a maintainer.
Getting started
AG2 のコンセプトとコードの段階的なガイドについては、ドキュメントの Basic Concepts をご覧ください。
インストール
AG2 は Python バージョン >= 3.10, < 3.14 を必要とします。AG2 は PyPI の ag2 (or そのエイリアス autogen) 経由で利用可能です。
pip install 'ag2[openai]'
API キーの設定
LLM の依存関係をすっきりさせるため、OAI_CONFIG_LIST ファイルを使用して API キーを保存することを勧めます。
サンプルファイル OAI_CONFIG_LIST_sample をテンプレートとして使用できます。
[
{
"model": "gpt-4o",
"api_key": "<your OpenAI API key here>"
}
]
最初のエージェントの実行
スクリプトか Jupyter Notebook を作成して最初のエージェントを実行しましょう。
from autogen import AssistantAgent, UserProxyAgent, LLMConfig
llm_config = LLMConfig.from_json(path="OAI_CONFIG_LIST")
with llm_config:
assistant = AssistantAgent("assistant")
user_proxy = UserProxyAgent("user_proxy", code_execution_config={"work_dir": "coding", "use_docker": False})
user_proxy.initiate_chat(assistant, message="Plot a chart of NVDA and TESLA stock price change YTD.")
# This initiates an automated chat between the two agents to solve the task
様々なエージェント・コンセプトへのイントロダクション
AI エージェントを構築するのに役立つ、AG2 の幾つかのエージェント・コンセプトがあります。ここで最も一般的なものを紹介します :
- 会話型エージェント (Conversable Agent) : GenAI モデル、非 GenAI ツールや人間の入力を使用して、メッセージを送受信して応答を生成できるエージェント。
- Human in the loop : 会話に人間の入力を追加します。
- 複数のエージェントのオーケストレーション : ユーザは、スウォーム (swarms, 群知能)、グループチャット、ネストチャット (nested chats)、逐次チャットのような組み込み会話パターンを使用して複数のエージェントをオーケストレーションしたり、カスタム応答メソッドを登録することでオーケストレーションをカスタマイズしたりできます。
- ツール : エージェントにより登録、呼び出し、そして実行可能なプログラム。
- 高度なコンセプト : AG2 は、構造化出力、rag、コード実行 等のような多くのコンセプトをサポートしています。
以上