AI SDK は ファーストパーティ, OpenAI-互換 と コミュニティ パッケージを通じて、数十のモデルプロバイダーをサポートしています。
AI SDK はまた、AI アプリケーションを構築するための強力なツールキットです。このページは要件に最適なツールを選択する手助けをします。
Vercel AI SDK 6.x : Getting Started – プロバイダーの選択 / ライブラリの構成
作成 : Masashi Okumura (@classcat.com)
作成日時 : 12/31/2025
バージョン : ai@6.0.3
* 本記事は ai-sdk.dev/docs の以下のページを参考にしています :
* サンプルコードの動作確認はしておりますが、必要な場合には適宜、追加改変しています。
* ご自由にリンクを張って頂いてかまいませんが、sales-info@classcat.com までご一報いただけると嬉しいです。

Vercel AI SDK 6 : Getting Started – プロバイダーの選択
AI SDK は ファーストパーティ, OpenAI-互換 と コミュニティ パッケージを通じて、数十のモデルプロバイダーをサポートしています。
Gateway
import { generateText } from 'ai';
const { text } = await generateText({
model: "openai/gpt-4o-mini",
prompt: 'What is love?',
});
Provider
import { generateText } from 'ai';
import { openai } from "@ai-sdk/openai";
const { text } = await generateText({
model: openai("gpt-4o-mini"),
prompt: 'What is love?',
});
AI Gateway
Vercel AI Gateway は AI SDK を使い始める最速の方法です。OpenAI, Anthropic, Google やその他のプロバイダーのモデルにアクセスできます。OIDC または AI Gateway API キー で認証できます。
API キーを環境に追加します :
.env.local
AI_GATEWAY_API_KEY=your_api_key_here
AI Gateway はデフォルトのグローバル・プロバイダーですので、単純な文字列を使用してモデルにアクセスできます :
import { generateText } from 'ai';
const { text } = await generateText({
model: 'anthropic/claude-sonnet-4.5',
prompt: 'What is love?',
});
ゲートウェイ・プロバイダーを明示的にインポートして使用することもできます :
// Option 1: Import from 'ai' package (included by default)
import { gateway } from 'ai';
model: gateway('anthropic/claude-sonnet-4.5');
// Option 2: Install and import from '@ai-sdk/gateway' package
import { gateway } from '@ai-sdk/gateway';
model: gateway('anthropic/claude-sonnet-4.5');
専用プロバイダーの使用
ファーストパーティ、OpenAI 互換、コミュニティプロバイダー・パッケージを直接使用することもできます。パッケージをインストールしてプロバイダー・インスタンスを作成します。例えば、Anthropic を使用するには :
pnpm add @ai-sdk/anthropic
import { anthropic } from '@ai-sdk/anthropic';
model: anthropic('claude-sonnet-4-5');
デフォルトのグローバルプロバイダーを変更することで、アプリケーション内のどこでも、文字列モデル参照が指定したプロバイダーを使用するようにできます。Learn more about provider management.
See available providers for setup instructions for each provider.
Vercel AI SDK 6 : Getting Started – ライブラリの構成
AI SDK は AI アプリケーションを構築するための強力なツールキットです。このページは要件に最適なツールを選択する手助けをします。
AI SDK の簡単な概要から始めましょう、これは 3 つのパートで構成されます :
- AI SDK Core : LLM を使用してテキスト、構造化オブジェクト、ツール呼び出しを生成するための、プロバイダーに依存しない、統一された API。
- AI SDK UI : チャットとジェネレーティブ・ユーザインターフェイスを構築するためのフレームワークに依存しないフックのセット。
- AI SDK RSC : React サーバーコンポーネント (RSC) を使用したストリーミング型ジェネレーティブ・ユーザインターフェイス。開発は現在は実験的で、AI SDK UI の使用を勧めます。
環境に適したツールの選択
AI SDK のどの部分を使用するかを決める際に、まず、使用している環境と既存のスタックを考慮する必要があります。SDK の様々なコンポーネントは特定のフレームワークと環境にカスタマイズされています。
AI SDK Core
- (目的) 統一された API (e.g. generateText, generateObject) で任意の LLM を呼び出す。
- (環境互換性) 任意の JS 環境 (e.g. Node.js, Deno, ブラウザ)
AI SDK UI
- (目的) ストリーミングチャットとジェネレーティブ UI の構築 (e.g. useChat)
- (環境互換性) React & Next.js, Vue & Nuxt, Svelte & SvelteKit
AI SDK RSC
- サーバからクライアントへのジェネレーティブ UI のストリーミング (e.g. streamUI)。開発は現在実験的で AI SDK UI の使用を勧めます。
- React サーバ・コンポーネントをサポートする任意のフレームワーク (e.g. Next.js)
環境の互換性
これらのツールは互いにシームレスに連携するように設計されていて、それらを一緒に使用することはありがちです。アプリケーション環境、既存のスタック、そして要件に基づいて、どのライブラリを使用するか決定する方法を見てみましょう。
以下のテーブルは、環境に基づいた AI SDK の互換性を示しています :
| 環境 | AI SDK Core | AI SDK UI | AI SDK RSC |
|---|---|---|---|
| None / Node.js / Deno | ✔ | ✘ | ✘ |
| Vue / Nuxt | ✔ | ✔ | ✘ |
| Svelte / SvelteKit | ✔ | ✔ | ✘ |
| Next.js Pages Router | ✔ | ✔ | ✘ |
| Next.js App Router | ✔ | ✔ | ✔ |
AI SDK UI を使用する場合
AI SDK UI は、本番環境対応の AI ネイティブアプリケーションを素早く構築するための、フレームワークに依存しないフックのセットを提供します。それは以下を提供します :
- ストリーミング・チャットとクライアントサイドのジェネレーティブ UI の完全なサポート。
- 一般的な AI インタラクション・パターン (i.e. チャット, 補完, アシスタント)を処理するためのユティリティ
- 本番環境でテスト済みの信頼性とパフォーマンス
- ポピュラーなフレームワークにわたる互換性
以上